大判印刷における導入事例

よりスマートなジョブ準備と一貫したカラーにより、生産性が25%向上し、コスト削減を実現

MOTI DIGITAL

企業紹介

メキシコのMoti Digital社は2004年以来、革新的な印刷技術を駆使し、クリエイティブなグラフィックソリューションを提供してきました。

Moti社の社長兼創設者であるアルベルト・ガルシア・デ・ケベド氏とそのチームは、PVC、アクリル、ガラス、タイル、ノートパソコン、木材、アルミニウム、布地などの多様なメディアに印刷と仕上げを行っています。 Motiは、大判デジタル印刷、ビジュアルマーチャンダイジング、POP素材、ストリートビジュアル、スタンド、小売用画像、ショーウィンドウ、建物のラッピング、バックライトディスプレイ、コンセプト作成、小道具、フォトブックなどを制作しています。

設備には、Durst Rho 312R、2台のDurst Rho P5 350、HP Latex 3000、HP Latex 570、HP Stitch S1000(126インチ)、EFI VUTEk 5r、Epson SC-P8000シリーズのSpectroProofer、2台のZund G3 3XL、Kongsberg XP24カッターが含まれます。

インストールの2日目には製造を開始しました。 始めはDurstプリンターで、週末までにはすべてのプリンターがPrintFactoryで製造していました。 色んなメディアやインク(UV、ラテックス、染料昇華)で出力される色の一貫性に驚きました。 信じられないことに、テストファイルでのインク節約率が常に20%以上に到達していました。 VISU Device-Linkプロファイルの構築がとにかく速くて簡単で、それにグレーバランスのコントロール機能にも感動しました。 チームのみんなはLayoutツールを気に入っています。特に、印刷データの準備、ネスティング、カットマークの追加や編集、印刷データを送信するやり方がとても簡単でした。RIPは複数のジョブを処理して同時に印刷し、自動的にカットデータをカッティングマシンに送信するため、効率性の向上に繋がりました。 PrintFactory Connectをインストールすることで、強力なフロントエンドツールを利用できるようになり、特にデザイン用ツールEditorがプリプレスをしやすくしたため、とても満足しています。 当社のXMLスペシャリストにより、PrintFactoryを当社のMISやERPシステムとの統合を実現しました。これにより、運営全体を完全に把握できるようになりました。 Moti Digitalの生産性を別次元までに引き上げてくれたPrintFactoryにとても感謝しています。 お客様は、競合他社が追随できない品質を求めて、我々に仕事を依頼します。 PrintFactoryが約束したすべてを実現し、インストール後も親切で効率的なサポートを提供してくれました。

導入前にどんな課題がありましたか?

  • 時間の経過に伴い色がずれていく問題
  • 契約時のプルーフやお客様の期待に合う色を出すため、テスト印刷を繰り返さなければならない。そのため大量なインクやメディアなどのコストが発生する
  • デバイス間やメディア間の出力結果で色が一致しない
  • 高額の残業代(お客様がご希望の色を出すまでテストするため)
  • 専門的なカラーマネジメント知識や技術がないと、色を修正したり、プロファイルを作れない
  • 加えて、常に何かしらの問題を抱えていたから、問題の解決ばかりに時間をかけて、印刷に集中出来ず、ストレスが大変でした!

Moti Digital Story

Moti Digitalは生産性の向上に向けて様々な施策を試みたが、色の調整に手間取り、成果を得られずただ時間とコストを浪費していました

。 時間の経過とともに色が変化するのは避けられないが、MotiはUV、昇華型、ラテックスインクを使ったさまざまなプリンター(フラットベッド、ロールtoロール)を使い、幅広いメディアに対応しました。 しかし、モニター上のデータとプルーフとの間にはいつも大きな違いがあり、出力がマッチしないまま。

各ジョブのカラープロファイルは最初に正しく確定され、初回の実行時にはバイヤーの基準を満たしていましたが、後に同じジョブを再現する際に問題が発生しました。 ずっと色の一貫性の課題を抱えていて、調整にたくさんの時間を費やしました。 さらに、既存のカラーマネジメントソフトウェアにも問題があり、使いこなせるのは会社のごく一部の人間だけでした。 色んな問題が士気に打撃を与えました。

製造が渋滞し、残業代が増え続ける中、チームは不満を募らせていきました。 データ内の色の修正には熟練した人材が必要で、それによってリソースが消耗され、製造チームが問題の解決まで待たされ続けていました。 カラーマッチングを実現するために、時間やインク、メディアなど様々なコストがかかります。これらのコストをお客様に請求するわけにもいきません。

PrintFactoryソフトウェアが稼動していれば、カラーマッチングは保証され、しかも誰でも簡単に操作できます。 コストのかかるボトルネックは解消されました。 この新しいワークフローによって、Moti Digitalの生産量は25%以上アップし、チームの士気も上がっています!

PrintFactoryソフトウェアは、色の変化によって引き起こされるすべての問題を解決するアルゴリズムを提供しています。

セットアップの際は、チームと密接に協力し、RIPの切り替えをよりスムーズにしています。 MotiはSaaS(Software as a Service)形式のConnectプランを選択し、我々は5日間現場で彼らのプリンターのセットアップとキャリブレーションを行いました。 もちろん、現場でのユーザーへのトレーニングも当然実施しました。

初日に見られた出力品質と色の改善により、2日目には既存の2つのRIPソリューションからPrintFactoryへの移行が開始され、週の終わりにはMoti社の全プリンターの大半がPrintFactoryに切り替わっていました。

PrintFactoryのカラーマネジメントツールキットとDevice-Link技術は、印刷結果とプルーフを簡単にマッチさせます。 当社のVISUエンジンは、Moti社が必要としていたカラー品質と一貫性を、同社のすべてのデバイスと基材に対応しており、(EcoSaveモジュールは、カラー忠実度を損なうことなくインクの使用量を削減しているため)利益はビジネス全体に及んでいます。 チームにとって、仕事がより楽になり、見事にストレスが解消されました。 誰でも簡単にソフトウェアを使いこなせます。

新しいBarbieri Spectro qbの導入により、わずか20分で複数のプロファイルを簡単に作成でき、チームは遂にカラーマネージメントをマスターできました。 また、Device-Linkプロファイルは「黄金状態」と呼ばれる状態として保存され、色の変化が起こったプリンターに対し、わずか2クリックで「黄金状態」へ再キャリブレーションできます。

これらの改善は、チームの自信にも繋がりました。 Motiグループのアルベルト・ガルシア・デ・ケベド社長は、それが同社の仕事の質に反映されていると信じている:

「PrintFactoryを導入して正解でした!」

色の変化とは、様々な外的要因によって、印刷される色が以前と変わってしまうことを指します。 湿度、プリンターの消耗、基材の変化などが要因としてあげられます。

PrintFactoryを導入して正解でした。 一言で言えば、PrintFactoryがもたらしてくれた変化に驚いています。